
シミュレーションだけでは危険?色選び成功のコツ
春日部市、越谷市、さいたま市を中心に 外壁塗装、屋根塗装、各種リフォーム工事をおこなっている ジャパンテック株式会社です。 代表取締役の奈良部です! 外壁塗装の色選びに頭を抱えている方も多いでしょう。簡単にやり直しができないからこそ、失敗は許されません。プレッシャーになると、楽しいはずの色選びもストレスになります。 近年は「カラーシミュレーション」が登場して、一昔前より色選びは簡単になりました。住まいに合わせて複数の色をシミュレーションできるため、視覚的に完成イメージを確かめられます。それでも失敗がついて回るのは色選びの難しさです。 カラーシミュレーションと実際に仕上がったときと印象が異なる場合も多々あります。カラーシミュレーションのみに頼るのは危険だという意識が重要です。 「カラーシミュレーションの信頼度」「後悔しないために何ができるのか?」カラーシミュレーションにまつわる疑問を、事前に知っておけば対処もできます。 そこで今回のお役立ちコラムでは、外壁の色選びのコツについてくわしくお話しします。 ▼合わせて読みたい▼外壁をベージュにしたい!後悔しないための色選びのコツや注意点 カラーシミュレーションだけだと色選びは不十分! カラーシミュレーションは頼りになるのは間違いありません。ただし、カラーシミュレーションだけに頼ると失敗します。重要なのは実物確認と第三者視点です。 カラーシミュレーションで発生する「イメージのズレ」 外壁塗装の色選びで最も多いのは「思っていた色と違った」という失敗です。カラーシミュレーションで色を確認したとしても、塗装後、自分の目で見た場合と違うために起きます。理由はモニターやスマホの色合いや明るさに関する設置の問題です。 モニター越しと実際の目で見るのとでは異なる部分も出てきます。正確な発色とは異なる場合も多く、素材や光の当たり方でも見え方は変わるのです。カラーシミュレーションだけで判断するのはリスクが大きいと言えます。 カラーシミュレーションは第一段階の確認としては優秀 「カラーシミュレーションは役に立たない」と感じる方もいるかもしれませんが、メリットもあります。大まかな色の方向性や配色パターンを比較する段階では有効です。 塗料メーカーや塗装専門業者の中には、本格的なカラーシミュレーションツールを用意しているところもあります。実際に塗装をする建物の外観写真で、カラーシミュレーションができるのです。最初の色選び段階としては、非常に役立つツールと言えるでしょう。 成功には「視点の多様性」も重要 色彩の印象は、さまざまな要素で変わります。見る人の性別だけではなく、年齢や経験や文化的背景で異なるのです。例えば日本だと、太陽を描くときは赤色で表現します。アメリカやヨーロッパでは、黄色や金色やオレンジです。色の見方は異なるため、家族間でも意見が異なる場合も多々あります。 そこで視点の多様性が重要になるのです。「色の見方・好み・印象」などは、人によって異なるというのを前提にして、家族に選びたい外壁色のことを聞いてみてください。家族だけではなく、知り合いや友人に聞くのもいいでしょう。 「カラーシミュレーション」の限界を踏まえた色選びのポイント 一部のカラーシミュレーションでは、住まいや建物の外観写真をアップロードして、リアルなシミュレーションを可能にしています。自宅の形状や周辺環境、外構とのバランスに問題がないか、くわしくチェックできるのです。完成後のイメージとの差を減らします。 色の組み合わせを複数試せますし、アクセント部分も視覚的に確認できるのもポイントです。屋根や雨樋、破風板のような細部の配色も確認できます。アクセントカラーやツートンカラーなど、色の組み合わせを検討する際、非常に役立つのです。完成イメージのバリエーションも広がります。 ただし、限界はあります。モニターやスマホを通してカラーシミュレーションで色を見ると、実際の見え方と異なる点はすでに言及しました。実は他にもカラーシミュレーションで注意したい問題点があるのです。 面積効果に注意 色を確認するに当たって、面積効果には注意してください。例えば、色見本を見たとします。面積が小さな範囲だと「落ち着いている」という印象を持つかもしれません。 ただ、外壁のように広い範囲だと、非常に明るく派手に見えてしまう視覚的な錯覚です。ベージュ系の色の場合、面積が広くなると白っぽく見えてしまいます。面積効果を理解した上で、外壁に求める色選びが必要です。 時間帯・天候によって見え方は違う 外壁は一日を通して、太陽光の影響を受け続けます。朝の太陽光と、昼の直射日光、夕暮れ時の太陽光に照らされた外壁では色の見え方が違ってくるのです。 天候でも大きく異なります。晴れの日は色が鮮明で、明るく見えるのがポイントです。色の持っている本来の特徴が明確に現れます。基本的に、色見本の確認は晴れた日、屋外で見るといいでしょう。ただ、晴れた日だけで満足すると失敗します。 曇りの日でもチェックしてみてください。光が拡散されて影が薄くなり、色が均一に見えやすくなるのです。晴れの日より色が落ち着いて見えますし、彩度も低く感じられます。曇りの日は色の落ち着いた雰囲気をチェックするのに適しているのです。 雨の日だと濡れた外壁は色が濃く見えたり、光沢感が強調されたりすることがあります。また、周囲の景色が暗くなるため、外壁の色も全体的に暗く沈んだ印象になるのです。 外壁の方角にも注意 南向きの外壁は、1日を通して最も日当たりが良く、色の明るさが際立ちます。ただし日中は直射日光の影響を強く受けるのが難点です。白や淡い色の場合、眩しさを感じてしまうほどになります。 北向きの外壁だと日当たりが悪い傾向です。湿気がこもりやすい方角のため、色も暗く見える傾向にあります。色見本より暗く感じられることを前提に、少し明るめの色を選ぶのも選択肢の1つです。 東向きや西向きの外壁 朝日や西日のような光により斜め方向から照らされます。時間帯で影ができやすいのも特徴です。色の見え方にも大きな変化が見られます。とくに西日だと強い光のため注意が必要です。 近隣の建物との景観バランスも重要 郊外の一軒家ならともかく、住宅密集地や分譲地では景観とのバランスが求められます。自分の好みだけ優先して、派手で奇抜な色を選ぶと周囲の住民から白い目で見られかねません。 極端な話として歴史ある建物の中で、一軒だけポップでカラフルなら住まいがあるなら景観は崩れます。観光地となっている場合「景観が崩れる」と商店主からクレームが来るかもしれません。無用なトラブルにつながるため注意してください。景観条例や景観法的に触れて問題となるケースもあります。 参照:公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンター 家族内での共有・合意がないままだと後悔につながる 外壁塗装をする住まいで一人暮らしなら、施主一人で自由に決められます。ただ、多くの場合、家族と一緒に住む方がほとんどではないでしょうか。 施主がすべてお金を出すからといって、家族との共有や合意がないままだと、家庭不和を招きます。色の好みは人それぞれで「どうしてこんな色にしたの?」と不満が噴出するリスクもあるのです。 家族の中で一人が勝手に話を進めてはいけません。家族全員で話し合って、合意形成を図ることが重要なのです。 ▼合わせて読みたい▼外壁の劣化症状についての基礎対応方法|日常的な手入れがロングライフにつながる 色選びで後悔しないためのポイント さらに色選びで後悔しないためのポイントをくわしくお話しします。 面積効果を前提にしてトーンを変化させる 面積効果を前提に考えると、小さなサンプルだけでは決められません。小さなサンプルだと、外壁塗装後は明るく見えます。そのため、カラーシミュレーションを行う際は、ワントーン暗めや落ち着いた色にしてみるといいでしょう。そうすることで、よりニーズに合った色選びができるのです。 「好きな色」だけでなく「他人にどう見られるか」を意識する 住んでいる人の好みを優先させるのも、決して悪いことではありません。自宅ですし、自由にしたいという気持ちは誰しも持っています。ただ「第三者から見られる」という意識を持たないと失敗するものです。 住まいの第一印象は、住んでいる方の印象にも影響を与えます。カラフル過ぎて奇抜、毒々しいグラデーション、不気味な配色で「変わり者」と思われるのも問題でしょう。地域社会や近隣住民との付き合いを考える上で、障害になりかねません。 明るくて清潔感のある色使いや、重厚で高級感のある印象など、色が与える影響は大きいものです。第三者から見られるという意識や視点があると、満足度の高い仕上がりになります。 カラーシミュレーションと実物確認で「失敗しない色選び」 カラーシミュレーションですべてを決めるのではなく、実物確認と合わせて成功率が高まります。普段から気になる色使いの住まいがあるならチェックしておきましょう。外壁塗装業者に希望を伝える際にも、視覚的な見本があるとスムーズです。 それでも色選びに迷ったときは、信頼できるプロに相談しましょう。外壁塗装業者選びでは、一級塗装技能士やカラーコーディネーターが在籍しているかチェックしてみてください。カラーコーディネーターは色のプロですから、希望を汲み取ってぴったりの色の提案をしてくれます。 一級塗装技能士は塗装のプロですから、デザインだけではなく経験からのアドバイスを得られるのです。機能性の視点からも、有益なアドバイスがもらえるでしょう。 美観は満足できても、機能性や耐用年数を考えないと、想定以上に外壁が早く劣化して、色あせや変色が起きます。 色選びで後悔しない!外壁塗装はジャパンテックへお気軽にご相談ください 外壁塗装の色選びは、家の印象や満足度を大きく左右する大切な工程です。カラーシミュレーションは便利なツールですが、実際の仕上がりと完全に一致するわけではありません。後悔しない色選びを成功させるには、シミュレーションだけに頼らず、プロのアドバイスや実物サンプルの確認、家族や第三者の意見も大切です。 ジャパンテックでは、失敗しない色選びのための具体的なサポートを徹底しています。 【色選びで押さえておきたいポイント】 カラーシミュレーションは大まかなイメージ確認に活用し、最終決定は実物サンプルや現地確認もあわせて行う 晴れ・曇り・雨など天候や時間帯、外壁の方角による色の見え方もチェック 面積効果や景観バランス、家族や近隣との調和も考慮 家族でしっかり話し合い、第三者の意見も参考にする 迷った時は経験豊富な塗装技能士やカラーコーディネーターのいるジャパンテックに相談 色選びに不安がある方は、ぜひ一度ジャパンテックにご相談ください。問い合わせフォーム・メール・電話でのお問い合わせはもちろん、ショールームへのご来店も大歓迎です。ジャパンテックのプロが、あなたの理想の外壁塗装を丁寧にサポートいたします。後悔のない色選びと納得の仕上がりを、一緒に実現しましょう。 ▼合わせてチェック▼ジャパンテックのショールーム
2025.06.12(Thu)
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