
DIYは危険?Vカットの失敗例とプロ依頼のメリット
春日部市、越谷市、さいたま市を中心に 外壁塗装、屋根塗装、各種リフォーム工事をおこなっている ジャパンテック株式会社です。 代表取締役の奈良部です! 埼玉の塗装業者によるひび割れ補修の工法の1つに、Vカットコーキングがあります。どのような工法や費用相場で、DIY可否を知りたい方もいるでしょう。外壁に発生したひび割れから、雨漏りが発生してもおかしくありません。 埼玉県で外壁塗装業者や外壁補修業者に依頼をする場合、費用がネックになる方もいるはずです。インターネットでDIYができないかと調べていたら、Vカットコーキングによる補修があることを知った方もいるでしょう。材料や道具はホームセンターで手に入る程度のものなら「自力でできないか?」と考えるものです。 結論は「一般の方だとVカットコーキングは難しい」と言えます。そこで今回のお役立ちコラムでは、Vカットコーキングについてくわしくお話しします。 ▼合わせて読みたい▼外壁の劣化症状についての基礎対応方法|日常的な手入れがロングライフにつながる ひび割れ補修はVカットとコーキングが有効!ただしDIYには高いリスク 住まいの外壁トラブルで、補修が難しいのはひび割れです。幅0.3ミリ、深さも4ミリ以下なら、DIYでも対処できるかもしれません。幅0.3ミリ以上で深さも4ミリ以上なら深刻です。すでに雨漏りが発生している可能性もあります。 誰が見てもわかる1ミリ以上の、亀裂とも言えるひび割れは最悪です。すでに雨漏り被害が発生しているのではないでしょうか。雨が降る度に、内壁で水のシミが広がるような問題です。 雨漏りは簡単に補修できません。外壁塗装のプロでも、被害が深刻なら補修に難しさを感じるレベルです。そのために雨漏り被害が軽度の段階での対処が求められます。外壁塗装や補修のプロは、Vカットコーキングで対処します。 Vカット工法とは? Vカット工法は、ひび割れに対してV字にサンダーで切り込みを入れ、プライマーによる下塗り、コーキング材(=シーリング材)で埋める補修方法です。左官処理もして、最後に周囲の塗装に合わせて塗装します。ひび割れに対する補修効果が高い工法です。 幅0.3ミリ、深さ4ミリ以上の深刻なひび割れは、構造クラックと呼ばれています。構造クラック以下のひび割れなら、コーキング材を充填すれば対処できるのです。ただ、幅も広く深さもあるなら、ひび割れに対してコーキング材を充填しても奥まで行き届かない可能性が出てきます。 奥までコーキング材を充填できないと、空洞が発生するのです。これでは「外壁のひび割れを完璧に補修した」と言えません。外壁の耐久性は低下したままです。 ひび割れをあえて広げることで奥まで充填できる Vカットコーキングでは、ひび割れをあえて広げます。広く削ることで、深くまでコーキング材のような補修材を奥まで充填できるようになります。もちろん、単純にVの字に切って広げればいいわけでもありません。 プライマーという下塗り材を使用して、コーキング材が外壁のひび割れにしっかりと密着するような下処理も必要です。ただし、コーキング材を充填しただけでは不十分と言えます。コーキング材は、外壁塗装と同様に、雨風や紫外線によって徐々に劣化するからです。 「肉やせ」と呼ばれる現象を防ぐために、下地材がモルタルなら、モルタルでしっかり補強します。その後、部分的な塗装工事をして補修を完成させるのです。 埼玉の施工費用相場はどれくらい? 埼玉で部分的なひび割れを補修する場合、コーキング材を充填するだけの軽い劣化なら1mあたり500円〜1,200円程度で済みます。外壁塗装を例に取ると、下塗りでは約600円〜900円かかりますし、Vカットには技術力が必要なため、もう少し費用はかかるかもしれません。 1m程度の範囲なら、1万円もかからないと考えてもいいでしょう。もちろん、ひび割れが広範囲なら話は別です。外壁塗装もするとなれば、30㎡だと、合計費用は20万円〜50万円程度はかかります。 合計費用には、塗料代のほか、足場や高圧洗浄や養生代金も含まれた金額です。ひび割れ補修でも、劣化状態や範囲で大きく変動します。劣化がひどいなら、下地調整や外壁材の再施工も必要です。そうすると補修費用はふくらみます。 DIYは可能だが成功率は低い インターネットでひび割れ補修をする、プロの動画が見つかるかもしれません。ディスクグラインダーやサンダーもホームセンターで購入できます。コーキング材も簡単に手に入るでしょう。インターネットを使用すれば、プロ用のものも手に入ります。 VカットをDIYでするための準備段階までは簡単かもしれません。問題は実際の施工の成功率です。動画を見ると、プロの職人が簡単にVカットをしているように見えるでしょう。 実際は専門知識や技術力が土台にあるため、一般の方が真似をするにはハードルが高いのです。よくあるのは、施工不良によるひび割れが再発することでしょう。以下、一般の方がVカットをすると起きやすい失敗についてお話しします。 溝の浅さによってコーキング材が十分密着しない Vカットでは溝の深さ1つで失敗につながります。V字にカットすればいいわけではなく、深さや角度も意識しなければなりません。溝が浅く角度も不適切なら、コーキング材を充填しても接着面積が不足するリスクがあります。 浅くて細い溝の場合、充填したコーキング材も薄く伸びた状態になりがちです。建物は地震や温度変化や振動で動いています。接着面積も浅い、コーキング材も密着していないなら、すぐにはがれるリスクがあるのです。 浅い部分で施工しても、奥深くにひび割れがあるなら空間がある状態でしかありません。見た目はプロ顔負けの仕上がりだとしても、補修としての完成度は低い場合が多々あるのです。 また、プロが使用しているようなディスクグラインダーは、ホームセンターで手に入る安価なものとは切削力が違う場合もあります。機能性が低いディスクグラインダーやサンダーだと、精度も低くなる可能性があるのです。 プライマーを使用せずにすぐはがれる DIYを選んだ理由は「費用」「趣味」「チャレンジ」など、人それぞれでしょう。費用を問題にしてDIYでひび割れを補修しようとしている方は、失敗する可能性が高くなります。理由としては「材料費を節約するために必要な材料を購入しない」「必要な工程を行わない」などです。とくにプライマーを使用せず、ひび割れ補修をすると、見た目は大丈夫かもしれませんが、短期間ではがれてもおかしくありません。それほどプライマーの役割は重要な工程なのです。 プライマーとは? プライマーはコーキング材と下地を強力に密着させるための接着補助剤です。適切な深さと角度のVカットが成功したとします。ただ、コーキング材はさまざまな影響を受けて劣化するのです。 乾燥や湿気や熱、さらに建物の振動により負担がかかり続けます。プライマーを行わないと十分な接着が期待できません。また、下地がモルタルやコンクリートだと、プライマーは必須です。 モルタルやコンクリートはとくにプライマーによる下地づくりが重要と言えます。水とセメント、砂利や砂などで構成されているものは、水分が蒸発する、化学反応によって微細な穴が空いている多孔質なのです。 たとえば外壁塗装でも、下塗りを適切にしないと塗料を吸い込みます。多孔質であるモルタルやコンクリートは、コーキング材を充填しても、一部を下地に吸い込むのです。対策として、プライマーを使ってコーキング材がしっかり密着する状態にしなければなりません。 プライマーを施工しないと、充填したコーキング材がひび割れたりはがれたりして、半年程度でひび割れが再発する場合もあります。他にも、プロは専門知識に基づき、下地に適したプライマーを選択しているのです。塗布量や乾燥時間も守っています。DIYで行う場合「面倒」という理由だけで、プライマーを施工しないと失敗につながるのです。 ひび割れが再発 見た目だけのVカット補修だと、応急処置でしかありません。建物の動きに対応できず、ひび割れがすぐに発生しがちです。DIYで「補修完了」と安心していると、最初こそ定期的に確認するでしょう。ただ、問題が発生しないと安心して確認も怠ることになります。 とくに目立たない場所のひび割れだと、ひび割れの再発に気づかない可能性もあるのです。コーキング材がはがれ、ひび割れが再発して雨漏りにつながります。 ▼合わせて読みたい▼外壁の穴埋めのやり方は?コーキングは業者にまかせるべき5つの理由 ひび割れの補修のVカットコーキングはDIYではなくプロに任せたほうが賢い 実際の所、見様見真似でVカットコーキングをDIYでしても、失敗する可能性は高くなります。ひび割れに対してV字にカットして、コーキング材を埋めるという工程だけ見ると、簡単に感じられるかもしれません。 Vカットも適切な深さや角度が必要です。コーキング材も外壁材の種類を見極めて、合ったものを選ばなければなりません。コーキングをどこまで入れていいのかも、正解を知らずに勘だけでやると失敗しがちです。 また、構造クラックのように深いひび割れだと、Vカットコーキングだけではなく、下地の補修や再塗装も求められます。そのための知識やディスクグラインダーやサンダーを正しく取り扱うための技術力も必要です。失敗すれば、結局、プロに任せなければなりません。DIYで施工した部分を補修して、改めてVカットコーキングをするわけです。失敗部分を補修する分、費用も高くなります。このような理由から、ひどいひび割れ補修はプロに任せたほうがいいのです。 ひび割れ補修で後悔しない選択を!Vカットはジャパンテックにご相談ください Vカットコーキングは、外壁のひび割れ補修で高い効果を発揮する工法ですが、DIYでは失敗や再発のリスクが非常に高くなります。見よう見まねで作業してしまうと、溝の深さや角度不足、プライマー未使用、コーキング材の選定ミスなど、さまざまな失敗例が発生します。結局、補修をやり直すことになり、費用も二重にかかる場合が多くなります。 【Vカット補修でよくある失敗例】 溝が浅くコーキング材がしっかり密着しない プライマー未使用でコーキング材が早期にはがれる 適切な工具や材料が選べず、施工精度が低下 応急処置になり、ひび割れや雨漏りが再発しやすい DIY後のやり直しでかえって費用増加 ひび割れ補修は、外壁の耐久性や雨漏りリスクに直結します。大切な住まいを長持ちさせるためには、プロの知識と技術を活用するのが安心・確実です。 ジャパンテックでは、Vカットをはじめ、あらゆる外壁補修の豊富な実績があります。適切な診断と見積もり、最適な工法の提案までワンストップで対応します。 Vカットコーキングや外壁補修のご相談は、ジャパンテックの問い合わせフォーム・メール・電話、またはショールームへのご来店で受け付けています。失敗や再発を防ぎ、安心できる補修を希望される方は、ぜひ一度ジャパンテックにご相談ください。プロの技術でお住まいの健康を守ります。 ▼合わせてチェック▼ジャパンテックのショールーム
2025.06.30(Mon)
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