
自分でできる雨どい(雨樋)掃除ガイド|安全対策とプロ依頼の目安
春日部市、越谷市、さいたま市を中心に 外壁塗装、屋根塗装、各種リフォーム工事をおこなっている ジャパンテック株式会社です。 代表取締役の奈良部です! 台風や大雨のあと「無料で点検しますよ!」と訪問してくる業者を見かけたことはありませんか?一見親切に思えるこうした声かけですが、中には高額な工事を迫る悪徳業者も存在します。 そういった悪質業者について調べていると、住宅の不具合や雨漏りの原因になり得る雨どいについて言及している記事も見かけることでしょう。雨どいは、屋根の登らず手が届く範囲であることから、自分で掃除できると思っている方も多いはずです。 たしかに、雨どいの掃除は日常的にできるメンテナンスのひとつです。ただし、無理に作業してケガをしたり、逆に雨どいを壊してしまったりするリスクもあります。正しいやり方と注意点を知っておくことが大切なのです。 今回のお役立ちコラムでは、雨どい掃除を自分でおこなう正しい手順と注意点と業者に依頼すべきケースの見極め方をお話していきます。 ▼合わせて読みたい▼台風直後の点検商法に注意!騙されないための対策方法 なぜ雨どい掃除が必要なのか 雨どいには飛来してきた落ち葉やゴミなどが溜まってしまい、そこから雨水があふれて雨漏りや住宅の不具合が出ることがあります。だからこそ、掃除をしてメンテナンスをする必要があるのですが「本当にそこまでする必要がある?」と思われているのも現状です。普段意識しない縁の下の力持ちだからこそ、掃除の必要性を理解しておきましょう。 雨どいの役割 雨どいは、屋根に降った雨水を地面や排水口に流す大切な設備です。それがないと、屋根から降り注いだ雨が直接地面に当たってしまいます。住宅周辺に大きな水たまりや溝ができてしまう恐れもあるのです。 雨どいが詰まると、以下のような被害が発生します。 雨水があふれて外壁を汚す 基礎部分に水が溜まり、建物の劣化を早める 軒下に水が落ち続け、騒音や植木への被害をもたらす ベランダやサッシからの雨漏りにつながる 普段は意識しない見えにくい部分ですが、集合住宅・戸建て問わず「雨どいの詰まり」は建物の寿命を縮める要因のひとつです。 雨どい掃除を自分でおこなう正しい方法 💬「溜まってるゴミを取るだけでいいんでしょ?」 💬「とりあえず雨どいが詰まらないように気をつけておけばいいよね?」 雨どいのメンテナンスについて、このように考えている方もいらっしゃるでしょう。ですが、雨どいといっても脚立が必要になる高所です。事前に必要なものを揃えたうえで掃除に臨むことで、安全性も確保も叶います。 雨どいの掃除で必要な道具の一覧は以下の通りです。 軍手・ゴム手袋 高所用の脚立(必ず安定した場所で使用) ゴミ取り用のスコップやトング 水を流すためのホース ゴミを入れる袋 雨どい掃除は年2回(春・秋)のタイミングが理想です。落ち葉が多い地域や台風後は、臨時で点検・掃除するのがおすすめですよ。 効率的に雨どい掃除をする手順 安全を確認 作業前に必ず脚立の安定を確認し、できれば二人一組で作業しましょう。 ゴミや落ち葉を取り除く 雨どいの中に溜まった落ち葉や泥を、トングやスコップで丁寧にすくい取ります。 ホースで水を流す 取り切れなかった細かいゴミや泥を水で流します。水がスムーズに流れるかを確認することで、詰まりが解消されたかどうか判断できます。 排水口もチェック 排水経路部分にゴミが詰まっていないか確認し、必要であればブラシで掃除します。 自分で掃除する際の注意点 自分で雨どい掃除をする場合には、以下の3つに注意しましょう。 脚立での高所作業の危険性 脚立からの転倒事故は少なくありません。とくに雨どいは屋根の端にあるため、バランスを崩すと大ケガにつながります。脚立を使い慣れていない場合は、段差の踏み外しや上に立ち過ぎて安定を失う、無理に手を伸ばして体勢を崩すといったリスクが高まります。 さらに、脚立ごと横倒しになって外壁や窓を傷つける二次被害も少なくありません。「少しぐらい大丈夫」と油断せず、安全第一で作業しましょう。 無理に手を突っ込まない 固まった泥や詰まりを力任せに取ろうとすると、雨どいを破損させてしまうことがあります。破損すると修理費の方が高額になるため、無理をせずにできる範囲でおこないましょう。 屋根に上らない 雨どい掃除は基本的に脚立で対応できます。上から様子を見ながら掃除をする方が効率的かもしれませんが、屋根の上に直接登るのは非常に危険です。屋根材を踏み間違えれば破損させるリスクもあります。雨上がりには足元が滑りやすく、転倒の危険性も高いです。 業者に頼むべきケース 以下のような場合は、無理をせず専門業者に依頼しましょう。 2階以上の高所で自分では手が届かない位置にある場合 雨どいの一部が壊れている・歪んでいる場合 詰まりがひどく、水を流しても改善しない場合 台風後に雨漏りや水漏れが発生している場合 業者に依頼すれば、専用の高所作業車や道具を使って安全に作業してもらえます。さらに点検を兼ねて補修の必要性も教えてもらえるため、長期的に見てコスト削減につながります。 台風後に注意すべき「無料点検」業者 台風や大雨の直後は「無料点検します」と突然訪問してくる業者が増えます。 典型的なケースは以下の通りです。 雨どいの小さな不具合を大げさに説明し、不安をあおる 「今契約すれば安くなる」と即決を迫る 火災保険を使えば無料になる、と誤った情報を流す 被害を防ぐためのポイントも把握しておきましょう。 その場で契約せず、必ず複数社に見積もりを依頼する 「無料点検」を口実にした訪問販売は安易に信用しない 信頼できる地元業者や、口コミで実績のある会社を選ぶ 信頼できる業者を選ぶチェックリスト 無料の点検や診断であっても大事なのは中身であり、肝心なのは業者の対応力です。無料だからといって手を抜いていないか、聞こえの良い営業トークばかりを並べていないかシビアに見てくださいね。 以下のチェックリストも判断材料として役立ちます。 地域での施工実績が豊富か 保証内容が明記されているか 見積書が詳細で追加費用の有無が明確か 国家資格や建設業許可を持っているか 写真を提示しながら説明してくれるか FAQ|雨どい掃除と点検についてよくある疑問 雨どいは普段あまり意識されない場所ですが、放置すると雨漏りや外壁劣化の原因になります。 ここでは「よくある疑問」を整理しました。まずは安全第一でできる範囲だけを自分で行い、無理な場合は専門業者へ相談してください。 Q. 雨どい掃除はどれくらいの頻度で行えばよいですか? 理想は年2回(春と秋)です。落ち葉の多い地域や台風のあとには臨時で点検すると安心です。詰まりを早期に解消することで、雨漏りや外壁汚れを未然に防げます。 Q. 自分で掃除できる範囲と、業者に任せるべき範囲は? 一階部分で手が届く範囲は自分でも掃除できます。ただし二階以上や脚立が不安定な場所、すでに歪みや破損がある場合は業者に任せたほうが安全です。 Q. 掃除のときに準備しておく道具はありますか? 軍手やゴム手袋、安定した脚立、トングや小型スコップ、ホース、ゴミ袋を用意してください。安全のため二人一組で作業し、脚立は必ず水平で安定した場所に設置しましょう。 Q. 掃除中に注意すべきことは何ですか? 無理に体を伸ばさないこと、固まった泥を力任せに取らないこと、そして屋根の上には登らないことです。屋根材を壊したり転倒するリスクがあるため危険です。 Q. 台風後に「無料点検」を名乗る業者が来たらどう対応すればよいですか? その場で契約せず、必ず複数社に見積もりを依頼してください。「今すぐ工事しないと危険」「保険で無料」などのセリフは注意が必要です。信頼できる地元業者や口コミ実績のある会社を選びましょう。 安心して相談できる「無料診断」や「ショールーム来店」という選択肢 台風後に突然訪問してくる業者に不安を感じたら、自分から信頼できる業者に相談するのがおすすめです。多くの優良業者は、屋根・雨どいの無料診断サービスや、実際の材料や施工事例を体感できるショールームなどの窓口を設けています。 こうした公式のサービスを利用すれば、強引な営業を避けることができます。それだけでなく、写真や動画で住宅の現状を確認できたり、具体的な見積もりや工事方法を比較できたりするメリットも得られるのです。 突然やってきた訪問販売にただ対応するのではなく、自分から信頼できる場所に相談する ことが、雨どいトラブルを安心して解決する最も確実な方法です。 雨どいのメンテナンスや異変に困ったらジャパンテックへ! 雨どい掃除は、自分でおこなえば費用をおさえられ、日常のメンテナンスとしても有効です。ただし、高所作業の危険性や破損リスクもあるため、無理は禁物ですよ。とくに、2階以上や詰まりが深刻な場合は、業者に依頼するのが安全です。 また、台風後に増える「無料点検」を装った訪問販売業者には十分注意しましょう。正しい知識を持ち、信頼できる業者を見極めることが安心した暮らしと建物の長寿命化につながります。 ジャパンテックでは、無料雨漏り診断をおこなっております。実績豊富な雨漏り補修のプロが駆けつけますので、困ったときにはいつでもお問い合わせください。「雨漏りかどうか判断はつかないけど、雨どいの状態が不安」といった場合でも大歓迎です!雨どいのメンテナンスを初めて検討されている方も安心してご相談ください。 ▼合わせてチェック▼ジャパンテックのこだわり無料雨漏り診断
2025.09.18(Thu)
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