春日部の屋根塗装は何年目が目安?写真で分かる劣化サイン&同時施工の判断軸

春日部市、越谷市、さいたま市を中心に
外壁塗装、屋根塗装、各種リフォーム工事をおこなっている
ジャパンテック株式会社です。
代表取締役の奈良部です!
「屋根の塗装って、何年目でやり直すのがいいの?」
外壁に比べて屋根は普段見えない場所のため、劣化に気づきにくい部分です。
「気づいたときには塗膜が剥がれ、雨水が下地まで浸入していた」というケースも珍しくありません。
春日部市は、夏は強い日差しと高温、冬は放射冷却による寒暖差が大きく、屋根の劣化が進みやすい地域。
そのため、一般的な全国平均よりも1〜2年早めのメンテナンスが推奨されます。
今回のお役立ちコラムでは「屋根材ごとの塗り替えサイクルと、劣化の見極め方、外壁との同時施工メリット」までを解説します。

屋根塗装の目安は何年?素材別の耐用年数

屋根の塗装目安は「屋根材の種類」と「環境条件」によって異なります。
素材ごとに劣化スピードが違うため、同じ築年数でも再塗装が必要な時期は変わります。
ここでは、春日部市で多く採用されている3種類の屋根材(スレート・金属・瓦)について、それぞれの目安年数と注意点を整理します。
スレート屋根(コロニアル)は10〜12年が目安
現在の戸建て住宅で最も多いのが「スレート屋根(コロニアル)」です。
軽量でコストも抑えやすい反面、表面を保護する塗膜が紫外線や雨風で劣化しやすく、10〜12年に1回の再塗装が必要になります。
春日部市のように夏場の日射量が多い地域では、塗膜の退色や艶引けが8〜10年で現れることもあります。
塗装時期を逃すと、スレートの防水機能が失われ、雨水を吸収して割れや反りが発生しやすくなることを覚えておきましょう。
さらに、ひび割れから浸水が進むと、下地のルーフィング(防水シート)が傷み、最終的には「葺き替え」が必要になるケースもあります。
【補足】
- 耐用年数:10〜12年(塗料による)
- 点検時期:築8〜10年目
- 再塗装のサイン:色あせ・コケ・表面の白化・小さなひび
スレート屋根は「見た目の劣化=防水性能の低下」と考えてよい素材です。
塗膜の剥がれが見えたら早めの再塗装を検討しましょう。
金属屋根(ガルバリウム・トタン)は12〜15年
近年はスレートに代わって「ガルバリウム鋼板」などの金属屋根が増えています。
金属屋根は軽量で耐風性に優れ、地震対策としても人気がありますが、最大の弱点は錆(さび)です。
ガルバリウム鋼板は表面に防錆メッキが施されているため、10年程度はメンテナンス不要ですが、メッキ層が劣化すると錆が発生し、雨水が侵入して腐食が進行します。
そのため、12〜15年での塗装または防錆処理が理想的です。
とくに、春日部市のように交通量が多く、粉塵が付着しやすい地域では、汚れが湿気と反応してもらい錆を起こすことがあります。
屋根の継ぎ目や棟板金(むねばんきん)の釘周りが赤茶色く変色していたら要注意です
【補足】
- 耐用年数:12〜15年(塗料の防錆性能による)
- 点検時期:築10年目
- 再塗装のサイン:色むら・金属のくすみ・錆の発生
塗料は、遮熱性や防錆性に優れたフッ素系または無機系を選ぶと、塗装後15〜20年の長期メンテナンスフリーが実現します。
瓦屋根は塗装不要だが棟板金の点検は必要
日本瓦・セメント瓦などの瓦屋根は、基本的に塗装が不要な屋根材です。
とくに陶器瓦は釉薬(ゆうやく)によって表面がガラス質でコーティングされており、塗装ではなく定期点検による補修が中心となります。
ただし、瓦屋根でも注意すべきなのが「棟板金(むねばんきん)」や漆喰部分の劣化です。
これらは瓦を固定・防水するための重要な部位で、10〜15年を過ぎると釘の緩みやサビ、漆喰の剥がれが起こります。
棟板金の補修費用は5万〜10万円前後と比較的軽微ですが、放置すると台風や強風で飛散するリスクがあり、二次被害の原因となります。
【補足】
- 塗装の必要性:不要(陶器瓦の場合)
- 点検の目安:10〜15年に1回
- 点検ポイント:棟板金・漆喰の割れ・ズレ・釘の浮き
瓦屋根は「塗装しない=放置でいい」ではありません。
屋根の構造部(板金・漆喰)のメンテナンスを怠ると、雨漏りの原因になるため、専門業者による定期点検が不可欠です。
写真で分かる屋根の劣化サイン
屋根の塗り替え時期を正確に判断するには「どんな劣化が進んでいるか」を知ることが大切です。
とくに春日部市のように夏は強い日差し、冬は冷え込みと霜の多い地域では、塗膜の劣化が急速に進行する傾向があります。
ここでは、現場でよく見られる3つの劣化サインを紹介します。
実際の写真を参考にしながら、自宅の屋根に同じ症状がないか確認してみましょう。

色あせ・コケ・艶引けは塗膜劣化の初期症状

屋根の色が薄くなったり、艶がなくなったりしている場合は、塗膜の劣化が始まっています。
これは紫外線による塗料の樹脂分解が原因で、表面がチョーキング(粉状化)を起こす現象です。
また、日陰や北面に緑色のコケや黒いカビが見られる場合は、塗膜の防水機能が低下して水分を吸いやすくなっているサインです。
コケや藻が根を張ると、塗膜を浮かせて剥離を招くため、早めの洗浄・再塗装が必要です。
代表的な状態写真の例(イメージ)
- 【写真A】屋根表面が白っぽく退色
- 【写真B】北面にコケがびっしり付着
- 【写真C】艶がなくザラついた質感
これらの症状が見られる段階であれば、再塗装で十分に復旧可能です。
放置すると、次の段階である「ひび割れ」「剥がれ」へと進行します。
ひび割れ・浮き・釘抜けは早期補修が必要
塗膜の劣化が進むと、屋根材そのものにダメージが出始めます。
スレート屋根の場合、雨水を吸収して膨張・収縮を繰り返すうちに表面のひび割れや層間剥離が発生。
これを放置すると、雨水が下地(ルーフィング)に到達し、雨漏りの原因となります。
また、金属屋根では、熱膨張と収縮によって棟板金の釘が浮いたり抜けたりすることがあります。
釘の緩みから強風で板金が外れる事故も実際に発生しており、とくに春日部市のような風の強い地域では要注意です。
チェックポイント
- ひび割れ:屋根表面に0.5mm以上の線状の割れがある
- 浮き・反り:一部のスレートが浮き上がって影ができている
- 釘抜け:棟板金部分に銀色の釘頭が見えている
これらの症状が見られた場合、塗装だけでは不十分です。
塗装+補修工事(コーキング充填・板金交換など)を同時に行う必要があります。
放置すると起こる3大リスク(雨漏り・錆・下地腐食)
屋根の劣化を放置すると、目に見えない部分でダメージが進行します。
とくに次の3つのトラブルは、放置期間が長くなるほど修繕費が高額化します。
- 雨漏り(ルーフィングの劣化)
屋根材の下には、防水シート(ルーフィング)が敷かれています。
塗膜が剥がれたまま雨を受け続けると、このシートが破れ、室内への浸水が発生。
補修には屋根の一部解体が必要で、費用は30万〜50万円以上かかることもあります。 - 錆の進行(金属屋根)
錆は表面だけでなく、下地金属を腐食させます。
軽度ならケレン(研磨)と防錆塗装で対応可能ですが、腐食が進むと屋根板の張り替えが必要になり、10㎡あたり10万円前後と高額になります。 - 下地木材の腐食(野地板・垂木)
雨水が屋根内部に入り込み、野地板(屋根下地)や垂木が腐ると構造的な修繕が必要。
この場合、葺き替え(屋根全面リフォーム)で100万円以上の費用が発生します。
これらのリスクは「屋根を塗る」よりも「屋根を守る」観点で考えると理解しやすいです。
劣化サインを見逃さず、早めの再塗装・点検が最も安く済むメンテナンスであることが分かります。
外壁と屋根、同時施工は本当にお得?

「屋根と外壁、どちらを先にやるべき?」という相談は非常に多くあります。
結論から言えば、塗装時期が近いなら同時施工の方が圧倒的に効率的です。
理由は単純で「足場を一度で済ませられる」「塗料の統一で仕上がりが美しい」「将来のメンテナンス周期を揃えられる」からです。
ここでは、外壁と屋根を同時に塗り替えるメリットを、費用・品質・管理の3つの視点で見ていきましょう。
足場を共有できるため費用を約20万円節約
外壁・屋根どちらの塗装でも、最初に必要なのが仮設足場の設置です。
足場は安全確保のために不可欠ですが、設置・解体の費用がそれぞれの工事にかかります。
春日部市エリアの平均足場費用は、
- 一般住宅(30〜40坪):15万〜20万円前後
- 2回設置した場合:30万〜40万円
つまり、屋根と外壁を別々の時期に施工すると、足場代だけで約15〜20万円の損になります。
反対に同時施工なら、足場を1回分にまとめられるため、最初からコスト削減が可能です。
また、足場の設置は近隣への挨拶・車両スペースの確保なども必要なため、1回で済ませたほうが周囲への負担も軽くなります。
とくに住宅密集地が多い春日部市では「工事回数を減らす=ストレスを減らす」効果も大きいとも言い換えられるのです。
塗装サイクルを揃えることでメンテナンス効率化
屋根と外壁を同時に塗装するもう一つのメリットは、メンテナンス周期を合わせられることです。
一般的に、
- 屋根塗装:10〜15年
- 外壁塗装:12〜15年
と耐用年数が近いため、1〜2年の差で同時施工にまとめるのが理想です。
塗装のタイミングをずらすと、次のような非効率が発生します。
- 例:屋根10年目→外壁13年目で別施工した場合
→3年後にはどちらかが再び劣化し、再び足場が必要になる
結果的に、30年スパンで見ると「別々施工=足場代を3回支払う」ケースもあり、同時施工に比べて30万〜40万円の差が出ることもあります。
さらに、屋根と外壁を同時に施工すれば、塗料の色や艶を統一でき、建物全体の美観が長持ちします。
とくに店舗兼住宅など外観が印象を左右する建物では、仕上がりの一体感が集客・イメージ向上にもつながります。
別施工にすると生じるデメリット(見た目・コスト)
「屋根は今年、外壁は来年」と分けて施工する場合、以下のようなデメリットがあります。
- 塗膜の劣化スピードが異なり、見た目にムラが出る
屋根は紫外線・雨風にさらされる量が多く、外壁より早く退色します。
そのため、時期をずらすと5年後には屋根と壁で色ツヤの差が目立ちやすくなります。 - 工期と費用が倍増する
それぞれ足場を組む必要があり、工事日数もその都度5〜7日発生。
結果として職人の人件費・交通費も重複します。 - 防水ラインの統一ができない
屋根と外壁の境目(破風板・雨どい周辺)は、塗装・コーキングを同時に行うことで防水性が保たれます。
別施工では、この接合部が弱点となり、雨水が浸入するリスクが高まります。
春日部市の住宅は、冬場に冷え込み、春先に一気に結露が発生することが多いため、外壁と屋根の「防水層を同時に整える」ことがとくに効果的です。

FAQ|春日部の屋根塗装は何年目が目安?についてよくある質問

春日部市のお客様からは「うちは何年目で屋根塗装を考えるべきか」「外壁と同時にやったほうがいいのか」など、タイミングと判断基準に関するご相談を多くいただきます。ここでは、屋根材ごとの年数目安や、同時施工の考え方についてよくある質問をまとめました。
Q.築何年目くらいで屋根塗装を検討するのが一般的ですか?
A.スレート屋根なら築8〜10年目で一度点検し、10〜12年目での塗り替えがひとつの目安です。金属屋根は10年目に点検、12〜15年目で塗装・防錆処理が理想的です。春日部市は全国平均より屋根の負担が大きいため、「カタログ値より1〜2年早め」を意識すると安心です。
Q.瓦屋根でも塗装は必要ですか?
A.陶器瓦そのものは基本的に塗装不要ですが、棟板金や漆喰、下地木部の点検と補修は必須です。築10〜15年ごとに専門業者による点検を行い、棟板金の釘浮きや漆喰の剥がれがあれば部分補修を検討してください。放置すると台風時の飛散や雨漏りのリスクが高まります。
Q.屋根だけ先に塗装するより、外壁と同時にやったほうがいいですか?
A.塗装時期が近いのであれば、外壁と屋根は同時施工をおすすめします。足場を1回で共有できるため、春日部市の30〜40坪クラスで足場費用が15〜20万円ほど節約できるケースもあります。また、メンテナンスサイクルが揃い、将来の再塗装時も「足場1回」で済ませやすくなるため、長期的な総コスト削減につながります。

春日部の屋根塗装タイミングは“早めの点検”と“同時施工”をジャパンテックに相談

屋根塗装のベストタイミングは、「築〇年だから」という年数だけで決めるのではなく、屋根材の種類と実際の劣化状態をセットで確認することが重要です。
春日部市のように夏の強い日差しと冬の寒暖差が大きい地域では、スレート屋根なら築8〜10年目、金属屋根なら築10年目を目安に一度プロの点検を受けておくと、その後のメンテナンス計画が立てやすくなります。また、屋根と外壁の塗装時期が近い場合は、足場を共有できる同時施工が長期的に見るともっとも合理的です。
一度の工事で足場代を抑えられるだけでなく、防水ラインをまとめて整えられるため、雨漏りリスクの低減や美観の一体感といったメリットも大きくなります。
ジャパンテックでは、春日部市の気候や周辺環境を踏まえた屋根・外壁の劣化診断を行い、屋根材ごとの最適な塗り替えサイクルや、外壁との同時施工が本当にお得になるかどうかまで含めて丁寧にご説明しています。「今すぐ塗装すべきか、もう少し先でもよいか知りたい」「屋根と外壁、どのタイミングで一緒にやるのがベストか相談したい」といった段階でも大歓迎です。お問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールでのご相談、お電話でのご質問、ショールームへの来店など、お客様のスタイルに合わせた方法でお気軽にジャパンテックへご相談ください。
早めの点検と適切なタイミングの見極めが、屋根を長持ちさせ、将来の大きな出費を防ぐいちばんの近道です。

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